2021年になって、ついに統率者を始めてみた筆者である。
友人が突如統率者を始めていたので、試しにデッキを作ってみたのだ。
筆者
そんなわけで作ってみた統率者デッキ第1号を紹介してみたい。
残念ながら2021年9月に《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》は禁止されてしまった。
不屈の巡礼者、ゴロスデッキを作ってみた【ゴロスと神々の三密】
パワーレベルは5〜6くらいに
デッキのパワーレベルは5〜6あたりを目指そう、ということで仲間内で組んでみた次第である。
普段遊んでいるフォーマットがモダンであるため、身内の中でデュアルランドや強いマナファクト、古の希少カードなどは基本的には入れずに(というかほぼ持ってない)遊んでみることにした。
こんなデッキを作ってみた
ということで筆者が選択した統率者は《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》である。
このカードを選択した理由としては、単純にゴロス好きということもありつつ、デッキのキーカードにしたいカードが土地だったからである。しかも都合よく(?)5色デッキにしか入れられない土地なのだ。
その使いたかったカードはカルドハイムで登場したナイスな土地《世界樹/The World Tree》である。
そんなわけで次元を超えて神が大集合するデッキを紹介していきたい。
MTG公式サイトでも、かのクロタカさんが《樹の神、エシカ/Esika, God of the Tree》を統率者とした世界樹デッキを紹介されている。
やりたいことは基本的に同じである。
筆者も大いに参考にさせていただきつつ、キーカードである《世界樹/The World Tree》にアクセスでき、土地も伸ばせる《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》は噛み合ってるに違いない! といったところでデッキを考え始めたのであった。
デッキリストはこんな感じ
※カルドハイム発売後に作成したリストになっている
統率者
- 《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》
クリーチャー 40枚
- 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
- 《樹上の草食獣/Arboreal Grazer》
- 《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》
- 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
- 《不確定な船乗り/Unsettled Mariner》
- 《通行の神、エイスリオス/Athreos, God of Passage》
- 《航海の神、コシマ/Cosima, God of the Voyage》
- 《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
- 《イリーシア木立のドライアド/Dryad of the Ilysian Grove》
- 《エルフの再生者/Elvish Rejuvenator》
- 《樹の神、エシカ/Esika, God of the Tree》
- 《永遠の証人/Eternal Witness》
- 《フェイ庄の古老/Faeburrow Elder》
- 《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》
- 《運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny》
- 《秋の騎士/Knight of Autumn》
- 《巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer》
- 《ラムナプの採掘者/Ramunap Excavator》
- 《傑士の神、レーデイン/Reidane, God of the Worthy》
- 《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》
- 《ウェザーライトの艦長、シッセイ/Sisay, Weatherlight Captain》
- 《都市国家の神、エファラ/Ephara, God of the Polis》
- 《勝利の神、イロアス/Iroas, God of Victory》
- 《種族の神、コルヴォーリ/Kolvori, God of Kinship》
- 《破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager》
- 《狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt》
- 《鋭い目、ナイレア/Nylea, Keen-Eyed》
- 《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》
- 《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
- 《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》
- 《深海住まいのタッサ/Thassa, Deep-Dwelling》
- 《永遠神ロナス/God-Eternal Rhonas》
- 《猪の祟神、イルハグ/Ilharg, the Raze-Boar》
- 《収穫の神、ケイラメトラ/Karametra, God of Harvests》
- 《青銅血のパーフォロス/Purphoros, Bronze-Blooded》
- 《スカラベの神/The Scarab God》
- 《蠍の神/The Scorpion God》
- 《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》
- 《裏切りの工作員/Agent of Treachery》
- 《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity》
スペル 22枚
- 《太陽の指輪/Sol Ring》
- 《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
- 《遥か見/Farseek》
- 《北方行/Into the North》
- 《自然の知識/Nature’s Lore》
- 《世界樹への道/Path to the World Tree》
- 《不屈の自然/Rampant Growth》
- 《三顧の礼/Three Visits》
- 《遺棄の風/Winds of Abandon》
- 《レンと六番/Wrenn and Six》
- 《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
- 《ケイヤの手管/Kaya’s Guile》
- 《木霊の手の内/Kodama’s Reach》
- 《野生の律動/Rhythm of the Wild》
- 《明日への探索/Search for Tomorrow》
- 《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
- 《活性の力/Force of Vigor》
- 《ピールの気紛れ/Pir’s Whim》
- 《息詰まる徴税/Smothering Tithe》
- 《約束の刻/Hour of Promise》
- 《呼応した呼集/Shared Summons》
- 《破滅の根本原理/Ruinous Ultimatum》
土地 37枚
- 《乾燥台地/Arid Mesa》
- 《血の墓所/Blood Crypt》
- 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
- 《繁殖池/Breeding Pool》
- 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
- 《真鍮の都/City of Brass》
- 《統率の塔/Command Tower》
- 《死者の原野/Field of the Dead》
- 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
- 《森/Forest》2
- 《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
- 《神無き祭殿/Godless Shrine》
- 《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
- 《インダサのトライオーム/Indatha Triome》
- 《ケトリアのトライオーム/Ketria Triome》
- 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
- 《草むした墓/Overgrown Tomb》
- 《汚染された三角州/Polluted Delta》
- 《虹色の眺望/Prismatic Vista》
- 《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
- 《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
- 《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
- 《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
- 《冠雪の森/Snow-Covered Forest》2
- 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
- 《蒸気孔/Steam Vents》
- 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
- 《寺院の庭/Temple Garden》
- 《世界樹/The World Tree》
- 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
- 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
- 《ヴェズーヴァ/Vesuva》
- 《湿った墓/Watery Grave》
- 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
- 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
神を大集合させて《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》の能力を着地した神の分だけ誘発させて対戦相手全員へ40点ダメージ!という愉快なデッキである。
基本的なうごき
プレイの流れは次の通り。
①マナ加速
②《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》を出してさらに土地を伸ばす
③更に土地を伸ばして《世界樹/The World Tree》を起動!
世界樹によって場に出た《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》と、約20体の神で大ダメージ!
今回採用した神の数は《不確定な船乗り/Unsettled Mariner》を含め、抑えめの計21枚。
そんなわけで神が少しでも手札に来ると一撃40点砲は撃てなくなってしまう。
ライフが残ってしまった場合は、《青銅血のパーフォロス/Purphoros, Bronze-Blooded》で速攻を持った神々がフルパンする、という寸法である。
プレイについてのメモ
方針としては、上記の通り。
とにかくマナ加速用の緑マナを確保し、あとはとりあえず5マナ出ればゴロスまでつながるのでなんとかなるはずである(多分)。
そんなわけでマナ加速は土地を伸ばすカードを重視して採用している。
ゴロスが出たあとに10マナ+世界樹を用意するためには2ルートある。
①ゴロスの能力を起動してめくれた土地をプレイしていくか、②ゴロスが除去られて出し直して土地を伸ばしていくか、である。
①は世界樹があれば5色出せるので起動できるはず。
②は、①を警戒してゴロスを除去されたりすると起こる事象である。
そんな感じで土地は伸び続けやすいのだ。
ちなみにデッキバレしていなければ、《世界樹/The World Tree》はただのマナサポート土地だと思わせることもできたりするので、神をプレイするのは控えめにし、こっそり10マナ出せるように立ち回れると楽しく勝てるかも知れない。
実際、筆者が初めて使ったときには、ただでさえ《死者の原野/Field of the Dead》やゴロスの起動型能力が強力なので、それらが本命っぽい動きをするとそちらへの対処が優先された。
そしてゴロスは除去されても毎回土地が伸ばせるので願ったりかなったりだったりもするのである。
サブプランもいろいろ
世界樹起動以外の主なサブプランとしては次の通り。
- ゴロスから《死者の原野/Field of the Dead》を持ってきてゾンビで戦う
- ゴロスの能力を起動したりしてデカ目のアクションを連発したい(願望)
- 《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》+《歩行バリスタ/Walking Ballista》で無限ダメージ
それ以外にもいくつかおもしろギミックがある。
《世界樹/The World Tree》や《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》があれば色マナには困らないので、《ウェザーライトの艦長、シッセイ/Sisay, Weatherlight Captain》で神や伝説パーマネントをインスタントタイミング持ってくることもできる。
《深海住まいのタッサ/Thassa, Deep-Dwelling》で《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity》や《裏切りの工作員/Agent of Treachery》をブリンクしたりできるとかなり面白い。
おわりに
ということで筆者が初めて組んでみた統率者デッキを紹介させていただいた。
5色デッキながら、神の集合に向けて一体感のあるプレイングが楽しめるので気に入っているデッキである。
「マナ加速してゴロス!」というわかりやすい道筋が魅力だと感じている。
その上、土地というカードタイプが割と対処しづらいし、ゴロスも出るたびにマナが伸びるため除去しても帰ってきやすいし、ということで結構戦えるデッキなのでは?と思ったりもする。
それにしても《原始のタイタン/Primeval Titan》が統率者で禁止されている中、《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》も結構怪しい気がしなくもないがどうなのだろうか?
その分マナ基盤はやばめなので土地を責められると大変なことになるだろう。
そんな感じである。