「BECOMING A BETTER PLAYER」よりよいプレイヤーを目指して【LEVEL ONE翻訳】Other – 3 最終回

【MTG上達】Reid Duke - LEVEL ONE 翻訳と要約

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この記事について

MTGの公式サイト(英語)にて連載されていた、体系的MTGプレイング講座「Level One」を筆者の備忘メモとして翻訳・要約していく記録である。

LEVEL ONEの翻訳記事一覧はこちら

かのReid Duke氏が書いている記事である!

筆者

そんなわけで要約と翻訳を掲載していく。

訳は誤りもあり得るので適宜原文にもあたってみていただきたい(そしてDeeplにかなり頼っている)

絆リス

シラバスの原文はこちら!


参考
LEVEL ONE: THE FULL COURSEMTG(英語)

LEVEL ONE – 「BECOMING A BETTER PLAYER」よりよいプレイヤーを目指して【要約】


参考
BECOMING A BETTER PLAYERMTG(英語)

【要約】内容はこんなかんじ

要約
  • 質を伴った練習を意識しよう
  • 巧者にプレイの理由を尋ねてみよう
  • 日々更新されるマジックの情報を研究しよう
  • 勝敗には運が絡む。運のせいなのか、それだけではないのか、常に顧みよう
  • 何よりも楽しみながらたくさんマジックをプレイしよう
  • そしてそれぞれの力でLEVEL TWOを目指そう
こんな感じ! 感慨深い

筆者

絆リス

感動の最終回…!詳しくは下の訳を読んでみてね!

【翻訳】「BECOMING A BETTER PLAYER」よりよいプレイヤーを目指して

ということで以下訳である。


Posted in Level One on September 28, 2015 By Reid Duke

序文

私がLEVEL ONEに書く記事はこれが最後になる。

しばらくの間、このコラムはお休みさせていただく。

この14ヶ月間、私はマジックのトーナメントで戦うプレイヤーになるために必要なツールを提供する、完全で自己完結したコースを構築するために最善を尽くしてきた。

もし、私の記事を楽しんでいただけたなら、勇敢な新入プレイヤーに指示を与えたり、再教育を受けたいと思ったときのために覚えておいてほしい。

次回は、私のコラムを1つのコースにまとめたコラムをお楽しみいただきたい。

 

しかし、私には大事な仕事が1つ残っている。

別れの前に、”Level Two”への準備をするのが私の役目だ。

良くも悪くも、世界に通用するマジックプレイヤーになるための完全なステップ・バイ・ステップのマニュアルは存在しないかもしれない。

むしろ、あなたの目標が「LEVEL ONE」の範囲を超えているのであれば、ボールはあなたのものになるだろう。

私が知っている限りの、より良いプレイヤーになるための方法をお教えしよう。

PART I: PROCESS プロセス

Practice Makes Perfect 練習すれば完璧

マジックの上達を目指すのであれば、何よりもたくさんマジックをプレイすることだ。

マジックの歴史の中で、最も優れた連勝記録は、食べて、寝て、息をするようにマジックをしているプレイヤーによって作られてきた。

たくさんプレイしていると、勝ち筋が見えやすくなり、ミスが減り、ゲームで何が起こっているのかをより深く理解できるようになった。

 

さらに、もしあなたが「調子に乗っている」状態でなければ、つまり基本的なことがすぐに、そして楽にできていなければ、ゲームのより難しい側面を改善することはより困難になるだろう。

 

フルタイムの仕事をしていたり、他の仕事をしていたりしても、世界レベルのプレーヤーになることはできない。

大切なのは、プレイ時間よりも、その時間にどれだけのものを得ているかということだ。

量より質!

 

マジックの1ゲームに最初から最後まで集中して取り組むことは、気を抜いてプレイすることとは別世界である。

バックグラウンドでテレビを見ていませんか?

Magic Onlineでマルチキューイングをしていないか?

イライラしていたり、疲れていたり、ベストな状態ではない中でプレイしていないか?

このようなプレイは時間を効率的に使えないだけでなく、頻繁に行うと悪い習慣を身につけてしまうことになる。

Asking Why 理由を聞く

マジックをプレイする時間を最大限に活用するために、私が知っている最良の方法は、「理由を尋ねる」という方法だ。

ゲームが終わったら、そのゲームを振り返り、勝ったプレイヤーがなぜ勝ったのかを自問してみてほしい。

 

この練習は思ったよりも難しく、特にゲームに負けたばかりの時は大変だ。

忍耐力、正直さ、そして冷静さが必要である。

理由を考えることは、自分の判断に責任を持つことだ。

 

まず、敗北の原因となった技術的なミスや判断を探す。

ゲームの序盤で、状況を変えることができるようなダメージポイントを見逃していなかったか?

 

次に、負けを勝ちに変えることができたメンタル面での要素を探す。

もし、相手がパーミッション・スペルを持っていることを知っていたら、それをうまく回避できただろうか?

また、相手の手札を知るためのヒントがあっただろうか?

 

3つ目は、サイドボードやデッキ構築によって、どのようにして自分の立場を変えられたかを考えることだ。

マナが溢れてしまったのか?

もしそうなら、それはたまたまだったのか、それともサイドボード後の構成がゲーム終盤の持続力に欠けていたのか?

 

4つ目は、自分が正しいデッキを使っているかどうかである。

同じような負け方をして、自分のデッキに致命的な欠陥があることを明らかにしたことがあるか?

 

最後に、他の選択肢をすべて排除した後で、単に運が悪かっただけではないか?

多くの場合、あなたの敗北は運の悪さによるところが大きいだろう。

しかし、その言い訳に隠れてしまわないように注意してほしい。

ゲームの中で自分がコントロールできた部分を徹底的に調べてから、その言い訳をするようにしよう。

Research 研究

マジックを上達させるには、内面的な部分が大きいと思われる。

しかし、一人ですべてを解決しようとするのは難しいことだ。

自分の勘違いに気づかず、同じ間違いを繰り返してしまうこともあるだろう。

それを防ぐためにも、外部のアイデアを取り入れることは、学習の加速につながる。

 

ありがたいことに、お腹を空かせた心にはたくさんの食べ物がある。

毎週末、新しいデッキリストやトーナメント情報をチェックしようう。

何十ものウェブサイトから戦略記事を読む。

プロツアーや世界選手権で巨匠たちが対決しているビデオを研究する。

毎週、一人では追いつけないほどのマジックの戦略コンテンツが出てくる。

行き詰まりを感じる必要はない。

 

ただ、研究は自分の練習を補うものであって、それに取って代わるものではないことを忘れないでほしい。

手近なところにある情報源を使って新しいアイデアを取り入れ、自分なりの方法で自分のゲームプレイに取り入れてほしい。

Other Players 他のプレーヤー

あなたにとって最も貴重なリソースは、他のプレイヤーである。

成長するためには、自分自身を外に出して、他の人から学ぶ準備をすること以上に早い方法はない。

彼らの話を聞き、彼らに質問し、彼らのプレイを見て、そして彼らと対戦してみてほしい。

 

自分よりも上手い人や経験豊富な人と対戦するのが一番早く身につく。

ただし、マジックの成功をそれほど楽しんでいない可能性のあるプレイヤーでさえ、すべての人から学ぶことはたくさんある。

誰もが異なる経験をし、異なる意見を持っている。

人の話を聞いて、それを自分の頭の中のフィルターに通して、どうやって改善していくかを考えてみてほしい。

PART II: ATTITUDE 姿勢

Mastering Luck 運を使いこなす

運という概念は難しいものだが、マジックを真剣にプレイする人にとっては、運を正しく理解することが必要だ。

運の悪さを責めると、自分が犯しているかもしれないミスに気づけなくなる。

さらに悪いことに、自分に満足してしまい、勝利や向上心を失ってしまうこともある。

 

とはいえ、マジックでの負けの多くは、運が悪かったことによるものだ。

時には土地がない手札を手にしてマリガンを余儀なくされることもあるだろう。

トーナメントの重要なラウンドで、最悪の対戦相手と組まされることもあるだろう。

また、単にカードの並び順が負けにつながることもある。

マジックには不確定要素が多く、すべてが自分の手に委ねられているわけではない。

 

不運のせいにしてばかりいるのは不健全だが、その逆もまた危険である。

ゲームに負けたからといって、それで終わりではない。

マリガンで5枚になったからといって、自分を責めたり、デッキのアイデアを捨てたり、マジックをやめたりしてはいけない。

 

むしろ、運を使いこなすことで健全なバランスを取る必要があるのだ。

運の後ろに隠れて、自分の完璧ではない判断を言い訳にしてはいけない。

しかし、すべてが自分でコントロールできるわけではないことを理解し、受け入れる必要がある。

When You’re Losing 負けているとき

私が知っている多くの優秀なプレーヤーに共通している特徴は、負けを非常に厳しく受け止めていることだ。

優れたプレーヤーは、自分のミスや判断ミスの責任を取る傾向があり、負けた試合の多くは自分のせいにしてしまう。

(これは、彼らがなぜ偉大になったのかということと関係があるのだろう)

また、自分の力をすべて出し切っても、それができないのはつらいことである。

残念ながら、マジックではトーナメントで優勝できるのは1人だけなので、よくある経験だ。

 

負けて悔しいと思ってもいいのだ。

それは、あなたが勝ちたいと思っている証拠である。

しかし、重要なのは、がっかりした後、次に進むことだ。

負けたことをいつまでも引きずっていると、自分が惨めになり、成長の妨げになる。

落ち込んでいては何もできないし、すぐにイライラしてしまうようでは、ゲームの成績も落ちてしまう。

 

負けたことを素直に反省するのが一番だ。

自分を責めるためではなく、今後同じようなことが起こらないようにするためである。

ゲームを振り返って、「なぜ」という問いかけをしてみよう。

負けた理由が「運が悪かったから」というものであれば、それはそれでいいのだ。

ただし、その結論はあくまでも最後の手段であることを忘れないでほしい。

When You’re Winning 勝っているとき

マジックで勝ちまくっている人は、たぶん運がいいんだと思う。

奇妙な考えだが、これは誰かの成果を損なうものではない。

トーナメント・マジックとは、万が一幸運が訪れたときに、それを生かすために自分自身を最良の状態にすることだ。

たくさんの準備をして、いいプレーをして、カードが来たときに初めて成功するのだ。

 

重要なのは、勝っているからといって、ミスをしていないと思わないことだ。

大半のミスはゲームの結果を左右するものではない。

しかし、その事実に甘んじていては、ゲームに負けてしまうようなミスを防ぐことはできない。

 

自分ではうまくいっていると思っていても、学ぶべきことはたくさんあるのだ。

マジックは浮き沈みのあるゲームである。

盛り上がっているときには、常に向上心を持って取り組んでほしい。

そうすれば、最高潮の時間は長くなり、最低潮の時間は短くなる。

 

完璧を目指すべきだ。

完璧は不可能かもしれないが、それでも手を伸ばすべきなのだ。

LEVEL ONEでご紹介した内容は、当時は些細なことだと思われたかもしれない。

しかし、これらはエリートプレーヤーになるために必要なスキルなのだ。

“それなり”ではダメなのだ。

 

苦しい時期を乗り越えるための努力と意志の強さが必要である。

マジックのトーナメントに参加すれば、負けることもあるだろうし、たくさん負けることもあるだろう。

思うようにいかない時に諦めてしまっては、目標を達成することはできない。

 

最後に、ゲームが好きでなければならない。

トーナメントに足を運んだり、Magic Onlineを起動したり、昼休みに戦略サイトを研究したりすることが、あなたにとって本当に楽しいことでなければ、偉大なプレイヤーになることは不可能だろう。

 

人生は長い道のりであり、マジックへの献身的な姿勢はどうしても衰えてしまうものだが、それは構わない。

燃え尽きそうになったり、他のことが気になったりしたら、一時的にでもマジックへの取り組み方を見直すといいだろう。

最悪なのは、かつて好きだったゲームが退屈になるまで無理してプレイし続けることだ。

FAREWELL お別れ

LEVEL ONEの執筆を楽しんできたが、これが終わってしまうと寂しくなる。

この1年間、このコラムを担当する機会を与えられたことに感謝している。

人生の大半をマジックで過ごしてきた私にとって、長年にわたって学んできたことを新しい世代のプレイヤーに提供することはとても大切なことだ。

ご愛読ありがとう。

 

LEVEL ONEでは、トーナメントで勝つための堅実なプレイヤーになるために必要な知識をすべて網羅した。

さらに、より本格的なプレイヤーが興味を持つような高度なコンセプトにも触れている。

この最終回では、あなたが競技用マジックに興味を持てる限り、勉強を続けるために必要なツールを提供できたと願っている。

もしこのゲームが、長年にわたって私に与えてくれた喜びのほんの一部でもあなたに提供できるなら、あなたの時間は有意義なものになるだろう。

 

以上、あとはあなたにお任せしたい。


絆リス

訳はここまで!ありがとうReid Duke先生!

おわりに

ということでLEVEL ONE 最終回「BECOMING A BETTER PLAYER」について要約・翻訳をしてみた。

今回で全45回のLEVEL ONE翻訳はとりあえず終了である。

より良いプレイヤーを目指すべくここまでの教えを自分の中に定着させ、上達していきたいところである。

LEVEL ONEの翻訳記事一覧はこちら

 

いやはや、往年の記事を読むのも勉強になるものである

筆者

絆リス

勉強になる!
そして紙で遊べ!

トスキ

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