2018年12月7日にマジック:ザ・ギャザリングの特別なセット、アルティメットマスターズが発売した。
絆リス
そして2019年1月25日にはラヴニカの献身が発売である。
楽しいことことの上ない。
モダンをカジュアルにプレイしている筆者としては、アルティメットマスターズやラヴニカの献身での再録により、既存のモダンデッキが金銭面・流通面で組みやすくなるのは大歓迎である。
今回はそんな再録の恩恵がありそうなデッキを紹介したい。
今回はタイタンシフト(赤緑ヴァラクート)である。
【MTG】新規アートで始めるモダン・タイタンシフト(赤緑ヴァラクート)編
タイタンシフトはこんな感じ
タイタンシフトは溶鉄の尖峰、ヴァラクートの能力を大量に誘発させてで相手を吹き飛ばすデッキである。
フィニッシャーは、即死もあり得る風景の変容である。
7枚土地が出ている状態で風景の変容をを使うことでヴァラクート2枚と山5枚を同時に出すことが可能。
モダンではフェッチランド、ショックランドで2点くらい削れていることが多いため致死量になることも多いだろう。
別のフィニッシャーは原始のタイタンである。
自身も相手にプレッシャーをかけまくれる上に出た時に土地をサーチして2枚場に出せる。さらに戦闘で2枚サーチして場に出せるのである。
両者ともに土地なら何でも選べると言うのが重要。
これを実現するためには各種マナ加速手段を用いて土地を伸ばすことになる。
桜族の長老は基本土地を1枚場に出せる。
1/1にして起動は生け贄に捧げるだけである。
明日への探索は待機により貴重な1マナのアクションとなる。
遥か見は基本山をサーチすることになる。
耕作、木霊の手の内、カルニの心臓の探検なんかも必須ではないもののリストによっては採用されることがある。
また特殊なカードだが、虹色の前兆も採用されることがある。
このデッキにおいてはある種のマナ加速となる。
ヴァラクート自身が山になるため、致死量のダメージを出すために必要な土地の数が減るのである。
例えば6枚の土地を風景の変容で生け贄にし、ヴァラクート4枚+他の土地2枚をサーチすると「山6枚×ヴァラクート4枚×3点」で計72点飛んでいく。
ただしこのカード自体が複数手札にくると弱いため、採用されていても1,2枚の印象である。非採用のリストも見られる。
溶鉄の尖峰、ヴァラクートの「他に少なくとも5つの山をコントロールしている場合」という条件は、誘発時と解決時に両方に満たしている必要がある。
誘発のスタックで山の数を減らされたりすると困ったことになるので注意すべし!
タイタンシフトの最近の新規アートなカード
木霊の手の内
アルティメットマスターズでひっそりと新規アートになった秘儀カードである。
しかしいいイラストである。
かのJohn Avon氏が手がけた新規アートとなる。
いやはや美しい。
踏み鳴らされる地
ラヴニカの献身から3度再録となる踏み鳴らされる地である。
踏み鳴らされる地も山なのでヴァラクートが誘発する。
執筆時点(2019/01/23)の価格はこんな感じである。
ジリジリと値下がりしているのはモダンプレーヤーには嬉しい限りだろう。
風景の変容
ちょっと前のM19にて神話レアとして新規アートで再録された風景の変容である。
だいぶお手頃になってきているようである。
筆者は最近700円ほどで購入してみた(タイタンシフトは比較的手頃なモダンデッキである)。
タイタンシフトのおすすめ記事
参考
岩SHOWの「デイリー・デッキ」:モダンアーキタイプ特集 第2回「タイタン・シフト」MTG公式
2017年の記事ではあるが、基本の動きなどを確認するには問題ない良記事である。
タイタンブリーチについても触れられている。
ご存知晴れる屋のデッキ検索である。非常に便利。最近のリストを色々見てみると良いだろう。
おわりに
ということで新規アートで始めたいモダンデッキの紹介、今回はタイタンシフトであった。
ここ最近メタゲーム上で勢力を広げていたデッキでもある。
余談だがヴァラクートはあくまでも無色なので気をつけていただきたい。
いやはや、それにしてもモダン、面白いものである。
マジック:ザ・ギャザリング アルティメットマスターズ(日本語版) 24パック入りボックス